オートミールは燕麦、あるいはオーツ麦と呼ばれる穀物を加工したものを指します。燕麦は穀物の中でも食物繊維が豊富でビタミンやミネラルなどの栄養価が高く、人間でも美容意識が高い人には人気の食材です。
とは言え、そのままではパサパサして食べにくく、実際に犬に与える際には工夫が必要になります。
この記事では現役ドッグトレーナーである管理人がオートミールの健康効果について詳しく解説いたします。また、実際に犬に与える際の注意点についても解説いたします。
オートミールとは?
オートミールとは燕麦、あるいはオーツ麦と呼ばれるイネ科の穀物を、脱穀して乾燥して押しつぶしたものです。「価値が高い」という褒め言葉をつけ、マカラスムギとも呼ばれています。
小麦やライ麦などと比べて決して美味しくはないものの、その栄養価の高さからドッグフードに用いられています。
また、犬に限らず、人間でも美容やダイエット・ボディメイクに取り組む人が摂取している穀物です。
よく、「穀物は犬に良くない」という情報を見かけますがこれはあまり正確な情報ではありません。犬が元々、肉食動物であったために穀物を上手く消化できる体のつくりになっていないというのがこの主張の根拠となっていますが、犬は1万年前に人間と暮らすようになってから肉以外の食材も食べるようになっています。注意すべきなのは小麦やトウモロコシなどグルテンが入っている穀物です。
犬にオートミールのメリット・効果
オートミールの特徴は何と言っても他の穀物と比べて非常に栄養価が高いことです。
- 食物繊維
- 鉄分
- 亜鉛
- ビタミンB1
- カルシウム
などが多く含まれます。そのため、高い健康効果が期待できます。
腸内環境の改善
オートミールには食物繊維が豊富に含まれており、その量は玄米の3倍、白米の22倍あります。
食物繊維が豊富なことから腸内のゴミや老廃物を体外に送り出す効果があります。また水溶性と不溶性両方の食物繊維を含みます。水溶性食物繊維は血液中のコレステロールを排出させる働きなどがあり、不溶性食物繊維は整腸作用にすぐれています
骨を丈夫にする
カルシウムは玄米の5倍含まれています。そのため、骨の形成を促してくれます。特にチワワやポメラニアンなどの小型犬はその体を支える足が細いのでカルシウムが重要になります。
血流・血液の流れが良くなる
鉄分は玄米の2倍含まれており、血の流れを良くします。運動量の多いワンちゃんには鉄分が重要であり、体中に必要な栄養をいきわたらせる効果が期待できます。
犬にオートミールを与える際のデメリット注意点
このようにメリットの多いオートミールですが犬に与える際に注意があります。
食べにくい
オートミールはそのまま与えようとしてもとても食べにくいです。また、食用にアレンジするにも他の穀物より手間がかかります。
大量摂取すると栄養摂取の邪魔に
オートミールに豊富に含まれる食物繊維ですが、食物繊維は摂りすぎると必要な栄養の摂取の邪魔となってしまいます。また、水分に関しても吸収が邪魔される場合があります。
オートミールに限らないですが大量摂取は逆効果を招く場合があるので要注意です。
オートミールが含まれるおススメドッグフード2選
オートミールを与える際にはオートミールが使われているドッグフードを選ぶのがおすすめです。
ここではおススメのドッグフードを2つご紹介します。
ファインペッツ
価格 | 3,960円/1kg |
メイン食材 | 鹿肉、鶏肉、サーモン |
その他の特徴的な食材 | サーモンオイル、大麦、ハーブ類 |
備考 | 消化吸収率が87% |
キャンペーン | 初回お試し1.5kgで1,000円 |
オートミールが含まれるドッグフードでおすすめはファンペッツです。
ファインペッツは肉原料が全体の80%を占めており、犬本来の食性に基づいたつくりとなってります。また、消化吸収率が87%と高いのも特徴です。
また、ファンペッツには犬と相性が良く、高たんぱく質で低カロリーの鹿肉やサーモンも使われており、当サイトでもおすすめのドッグフードとなっております。
アランズナチュラルドッグフード
価格 | 3,960円/2kg |
メイン食材 | イギリス産ラム(子羊)肉 |
その他の特徴的な食材 | 玄米、ベジタブル・ハーブミックス、亜麻仁 |
備考 | コンセプトは自然給餌 |
キャンペーン | 定期購入で最大20%FF |
アランズはドッグフードとしては珍しい羊肉をベースとしたドッグフードです。
羊肉はビタミンが多く、基礎代謝をアップさせるLカルニチンも含まれています。
犬との相性も良いためアレルギーの心配もそこまでありません。
アランズには全粒オーツ麦の他にも大麦が使われています。
まとめ
オートミールは栄養価が高いので犬には是非お勧めの食材ですが、食べにくいのが難点です。
オートミールが含まれるドッグフードを与えたり、調理に手間をかけるなどして上手に与えましょう。