小型犬はよく吠え続けたり気の強い犬種が多いですが、マルチーズの性格は温厚で人懐こく、必要以上に攻撃的になったりすることはなくどんな家庭でも飼いやすい犬種です。
真っ白いふわふわな毛並みがマルチーズの特徴ですが、実は抜け毛が少なくカットしなければ引きずるほどに伸び続けます。トリミングでさまざまなスタイルや、ヘアアレンジが楽しめるのもマルチーズの魅力ですね。
マルチーズは流涙症(大量の涙で目の周りが黒く変色し涙でやけてしまうこと) 別名涙やけになりやすく、目の周りの毛が常に涙で湿っているため、細菌などが繁殖して赤茶色に変色してしまうことも。
他には膝蓋骨脱臼(膝の関節にある、お皿の骨がずれてしまう病気)になりやすいです。普段からマルチーズの骨や筋肉、皮膚、身体を考えた食事を摂るように気を付けてあげましょう。
マルチーズのドックフードを選ぶ際のポイント
1 良質な動物性のタンパク質
マルチーズはもともと食の細い子が多いです。そのため1度に必要な栄養素をちゃんと補えるよう、ドッグフードを選ぶ際は必ず良質なお肉や魚が多く使われている商品を選びましょう。
マルチーズは、チャームポイントの毛をきれいに保つためにも良質な動物性タンパク質が欠かせません。できれば、原材料の約50%以上が肉や魚で占めているドッグフードが望ましいです。
2 グルテンフリーなものを選ぶ
マルチーズは消化器官が弱い子が多いため、穀物全般の消化を得意としていません。消化の悪い小麦やとうもろこしがたくさん使われているドッグフードは避けましょう。
これらはアレルギー性も高く、とくに遺伝的にアレルギー体質のマルチーズが食べてしまうと皮膚のかゆみや湿疹、さらには下痢や嘔吐などの症状が出やすくなります。
3 人口添加物が含まれていない
マルチーズは涙やけになりやすい犬種です。体質的なものではなく、純白の被毛に纏われているため目の周りが汚れやすいことが原因となっています。
このような炎症を抑えるためにも、ドッグフードは必ず無添加(化学合成物質不使用)のものを選ぶようにしましょう。
1日に与える回数と量
生後3~4ヶ月
この時期は離乳したばかりでたくさんは食べられないので1日3~4回に分け、お湯でふやかして柔らかくしてから与えてください
この時期は成長期で「食事制限」は厳禁です。後の健康状態に影響を及ぼしてしまうからです。この時期は多少太り気味でも問題ないので、餌は欲しがるだけ食べさせることが大切です。
生後6ヶ月頃
ペットフードをふやかす水分量を調節して徐々にドライフードへ移行するようにします。
生後8ヶ月~
ペットフードを成犬用に切り替える場合は全てを一度に取り替えると食いつきが悪くなることがあります。少しずつ新しいフードを混ぜて、徐々になれさせてあげてください。餌は1日2回を基本に、適宜おやつを与えます。ただ、おやつのカロリーも1日摂取カロリー内に含まれることも忘れないでください。
7歳~
マルチーズは7歳からを老犬になります。運動量が減って代謝も下がるので、「高タンパク低カロリー」な高齢犬用フードがお体の老化に伴い消化機能が衰えてくるので、消化の良いペットフードを与えるようにします。もし高齢犬用のペットフードも食べきれないようであれば、栄養価の高い子犬用でも代用してみるのもいいです。。
ドックフードを食べないときの対策
運動量が足りていない場合、いつもより多めに遊んで運動量あげてお腹を空かせてあげます。
またはおやつを与えすぎているかもしれません。その場合当然お腹が空かないのでドッグフードを食べてくれません。マルチーズはもともと食が細いので、栄養のあるドッグフードをちゃんと食べてもらうためにもおやつの量を減らしましょう
まとめ
改めてマルチーズのドッグフードを選ぶポイントについて挙げる
- 少量でも高タンパクで栄養バランスの良いフードを選ぶ
- 肥満にならないために低脂肪のドッグフードを選ぶ
- 涙やけを抑えるためにも人口添加物が含まれていないものを選ぶ
となります。どのドッグフードを選んでいいか迷った場合は上記で挙げているドッグフードの中から選ぶと良いでしょう。万能なドッグフードはありません。様子を観察しながらワンちゃんに合ったフードを選ぶようにしましょう。