運動量が多い犬に注意したいのは関節のトラブルです。
関節が炎症を起こしたり、軟骨が消耗するといった問題が起きやすいです。
そのためにサプリメントで関節ケアをする飼い主が多いです。
この記事では犬の関節ケアのためのサプリメントについて解説します。
関節をケアするプリメント成分
ここでは関節をケアする成分について紹介いたします。
軟骨の形成を助ける成分
グルコサミン
グルコサミンは体内の結合組織や軟骨を構成する成分です。これを摂取することで軟骨の新陳代謝や関節の動きがなめらかになります。
コンドロイチン
コンドロイチンはグルコサミンが体内で代謝されたもので、細胞に水分を与え、軟骨の弾力性を高める効果があります。
コラーゲン
骨や軟骨、腱や靱帯に含まれるたんぱく質です。細胞に栄養を行きわたらせ、新陳代謝を活発にします。また細胞同士の結合や老廃物を取り除く働きもあります。
MSM
コラーゲンの生成を助ける働きがあります。
炎症を和らげる成分
緑イ貝
炎症や痛みを和らげる抗酸化酵素や関節を滑らかにするムコ多糖が含まれます。
オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸に含まれるDHA・EPA・αリノレン酸
ユッカ(甘草)
サポニンに鎮静作用があるといわれています。また関節の障害以外にも肝臓や腎臓の腫れにも使用されることがあります。
ビタミンE
ビタミンEには、血流を改善する働きがあります。それにより関節の痛みを和らげることができます。
サプリメントを摂取する以外に関節をケアする方法
関節をケアするにはサプリメント以外にも日ごろのケアで予防もしくは改善することができます。
肥満にならないようにする
特に多いのが小型犬による肥満トラブルです。小型犬は身体を支える足が非常に細いので肥満による負担がとても大きくなります。
体重管理には注意しましょう。
部屋にカーペットを敷く
室内犬で床がフローリングの場合、犬が滑りやすく、関節に負担がかかってしまいます。カーペットを敷くなどで犬が歩きやすい環境を作りましょう。
運動をする
運動不足になると骨やそれを支える筋肉が弱っていきます。適度に運動することで骨や筋肉に刺激を入れましょう。
関節がつよくなるドッグフードに切り替える
フードによって関節ケアの成分が入っていたり、肉原料が多くタンパク質が多いものがあります。これらに切り替えるのも一つです。 「これから犬を買うけどドッグフードなにがいいかな?」 「ドッグフードってどう選べばいいのかな」 「この子にはいいドッグフード食べさせたい」 世の中には実に多くのドッグフードがあります。選ぶ基準も人によ ...
【現役ドッグトレーナー監修】おすすめドッグフードと選び方について専門家が解説
まとめ
関節トラブルは骨のトラブルということにとどまりません。犬か活動しにくくなり、肥満を招いたり、元気がなくなってきます。その他認知症などのリスクもあります。
犬、そして飼い主のより良い生活のために日ごろのケアから見直していきましょう。