「犬の本来の食生活は肉食である」この事実に基づき、肉原料をたっぷり使ったオリジンドッグフード。
その割合は85~90%と他のプレミアムドッグフードと比べても圧倒的です(市販のものは30%程度、プレミアムドッグフードでも50%)。
これだけ高タンパク質でも大丈夫なんでしょうか?
何かしら体に弊害は出ないでしょうか?
この記事はオリジンドッグフードに関して専門家の監修の元、詳しく分析してみたいと思います。
また、オリジンを実際に自分の愛犬に与えている愛犬家の口コミも紹介いたします。
なお、オリジンは以下の種類がありますが、今回は全犬種・全年齢対応の「オリジン オリジナル」を分析対象としています。
- オリジンパピー
- オリジンラージ
- オリジンシニア
- オリジンオリジナル
- オリジンレジオナルドッグ
- オリジン6フィッシュドッグ
- オリジンフィット&トリムドッグ
オリジンドッグフードの特徴:トップレベルの肉へのこだわり
冒頭でも触れた通り、オリジンドッグフードは犬が本来、肉食動物であることに基づいて肉原料にこだわっています。
ただ、他のドッグフードでも肉原料がメインであったり、新鮮な原料を使っているものもありますが、オリジンは肉原料が含まれる割合や部位、また調理方法までと細部にわたってもこだわっているのが特徴です。
肉の含有率が85~90%
まず、オリジンドッグフード全体のうち、85%を肉原料が占めています。これほどに肉原料が使わているフードはあまりありません。
いろんな肉の原料や部位が使わている
オリジン オリジナルでは肉の原料として新鮮なチキンや七面鳥肉、カレイ、サバなど種類が豊富です。違った種類の肉を食べることで様々なタンパク質や脂質を摂取することが出来ます。
また、肉だけではなく、レバーや心臓、肝臓など内臓部分も使われてるのも特徴的です。
肉食動物であった犬は草食動物の肉だけを食べるのではなく、内臓を食べることで酵素や植物を間接的に摂取していました。
オリジンは単に肉だけではなく、内臓も使うことでより、犬の本来の食性に近い食事が摂れるようになっているのです。
低温調理方法で原料の栄養分を保持
多くのドッグフードでは調理の際に時間が早く、危険が少ない高熱処理で行うことが多いです。しかし、そうなると食材が本来持っている栄養が熱で壊れてしまいます。
それに対して、オリジンは以下の2つ低温調理方法を採用しています。
- 新鮮肉を低温で時間をかけ、空気乾燥して水分を飛ばす(ディハイドレート)
- 時間をかけて徐々に温度を上げて低温90℃で乾燥させる
これらの調理法で素材の本来持っている栄養を最大限生かすことができます。
オリジンドッグフードのその他の特徴
以上のように、オリジンは肉にとてもこだわったドッグフードですが、それ以外にも犬にとってありがたい特徴があります。
グレインフリー
グレインとは穀物のことです。肉食動物の多くは穀物の消化が苦手であり、その観点からオリジンはグレインフリーとなっています。
そのため、アレルギーの危険性がとても低いです。
低GI値の野菜のみ使用
グレインフリーのドッグフードで多いのが代わりにジャガイモなど高GI値の食材が使われているというものです。
高GI値の食材は血糖値が急激に上がりやすくなり、肥満などの原因となります。
オリジンではGI値が低いものが使わています。
そのため、肥満の危険性が少ないのです。またリンゴやカボチャなど食物繊維が多い食材が使われています。肉は犬にとって重要な食材ですが、一方で腸内の悪玉菌が増えやすいというデメリットもあります。食物繊維を摂ることで善玉菌が増えるなど腸内環境が改善される効果が期待できます。
原料、効果
それではオリジンの成分についてみていきましょう
オリジンの全成分
新鮮鶏肉, 新鮮七面鳥肉, 新鮮イエローテイルカレイ, 新鮮全卵, 新鮮丸ごと大西洋サバ, 新鮮鶏レバー, 新鮮七面鳥レバー, 新鮮鶏心臓, 新鮮七面鳥心臓新, 新鮮丸ごと大西洋ニシン, ディハイドレート鶏肉,ディハイドレート七面鳥肉, ディハイドレート丸ごとサバ, ディハイドレート鶏レバー, ディハイドレート七面鳥レバー, 丸ごとグリーンピース, 丸ごとシロインゲン豆, 赤レンズ豆,新鮮チキンネック, 新鮮鶏腎臓, ピント豆, ヒヨコ豆, グリーンレンズ豆, 鶏肉脂肪, 天然鶏肉風味, ニシン油, 粉砕鶏骨, 鶏軟骨, 七面鳥軟骨, ドライケルプフリーズドライ 鶏レバーフリーズドライ 鶏レバー, フリーズドライ 七面鳥レバー新鮮丸ごとカボチャ, 新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ, 新鮮ケール, 新鮮ホウレン草, 新鮮カラシ菜, 新鮮コラードグリーン, 新鮮カブラ菜, 新鮮丸ごとニンジン, 新鮮丸ごとリンゴ, 新鮮丸ごと梨, カボチャの種, ヒマワリの種, 亜鉛タンパク化合物, ミックストコフェロール(天然酸化防止剤), チコリー根, ターメリック, サルサ根, アルテア根, ローズヒップ, ジュニパーベリー, 乾燥 ラクトバチルスアシドフィルス菌発酵生成物, 乾燥 プロバイオティクス発酵生成物, 乾燥 ラクトバチルスカゼイ発酵生成物
やたらと新鮮を推してますねw
特徴①:肉の原料が豊富
肉の割合が高いことは上で触れましたが、オリジンはさまざまな肉が含まれています。鶏肉、卵、魚などバラエティに富んでいます。鶏肉にはリンが含まれており、また魚にはオメガ3脂肪酸が含まれており、犬の毛並みを良くしたり、抗酸化作用もあるため、老予防にも効果が期待できます。
特徴②:カボチャ
カボチャは炭水化物としてエネルギー減になることに加え、βカロチンが多く含まれています。βカロチンは体内でビタミンAに代わります。このビタミンAは粘膜や皮膚の抵抗力を高めるがあります。毛で覆われた犬は皮膚トラブルが多いのでとても良いことです。また食物繊維も多く含まれるので腸内環境の改善もできます。
特徴③:ヒマワリの種
専門家の意見
それでは専門家の意見を聞いてみましょう。
オリジンを実際に利用している人の口コミ
よい口コミ
ドッグフードをオリジンのパピー用に変えたらすっごい食べる。サイエンスダイエットより高いんですけど…まぁ成長期だし仕方ないね。頑張って働きます✨
— あたし (@Pink_Piano1001) 2018年4月15日
高評価のオリジン
出かけた先に売っていたので買ってみました!!
粒が大きめでしたがひなた様はむしゃこらカリカリとたいらげました!
値段が高いのがネックかな(; ・`д・´)#ビションフリーゼ#犬#ドッグフード pic.twitter.com/MG0csfMBfR— ひなた様 (@ta_ro_30) 2018年1月14日
ドッグフードをオリジンのパピー用に変えたらすっごい食べる。サイエンスダイエットより高いんですけど…まぁ成長期だし仕方ないね。頑張って働きます✨
— あたし (@Pink_Piano1001) April 15, 2018
悪い口コミ
冷蔵庫が2つもー
グレインフリーはオリジン、オソピュアとか試しましたが、高いですよね。でも薬代が掛からなくなるのなら安いかも。ドッグフード選びはほんと悩みます。— MAGEO (@magechin) 2017年9月25日
口コミのまとめ
良い口コミには「食いつきがいい」というのが多く見られます。これはやはり肉が多く使われていること、そして低温調理なので肉本来の匂いが強いからだと思われます。その一方で悪い口コミとしては「値段が高い」「うんちがくさい」などが指摘されていますね。
ドッグフードに限らないですが、簡単で危険性が少ない高温調理とは違い、時間がかかる低温調理はどうしてもコストがかかってしまいます。また、肉の割合が多いのでうんちも臭くなってしまう傾向にあります。
どこで買えるか
切り替え方法
ドッグフードを変えると、当初は軟便になることがあります。愛犬の消化パターンに急激な変化を与えないように徐々に与えてください。
今まで与えていたフードを3/4、オリジンを1/4程度にして、徐々にオリジンの割合を高め、1~2週間かけて切り替えてください。