犬の食事に関する知識

要注意!無添加ドッグフードの選び方とおすすめ無添加ドッグフードについて専門家が解説

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ワンちゃんが健康に過ごす中で日々食べるドッグフードには是非ともこだわるべきです。
特に近年は犬の寿命も長くなってきており、長く健康に生きるためには日々の運動に加え、毎日食べるドッグフードの質が重要になります。
しかし、ドッグフードは人間の食べ物に加え、品質管理の基準がどうしても低いため、安価に且つ、安全性を重視するあまり、害のある人工添加物がたくさん使われています。
そのため、無添加を謳ったドッグフードが増えてきています。
しかし、これも注意が必要で、現在、無添加の明確な法的基準は存在せず、特定の添加物が入ってないだけで「無添加」と謳えてしまい、本当に安全なものかの判断が現状、難しくなっています。
そこでこの記事では業界歴20年以上の現役ドッグフードがこれまでの知識と経験を踏まえ、本当にオススメする無添加ドッグフードについて解説いたします。

管理人がおすすめする無添加ドッグフードランキング

管理人はこれまで数多くの飼い主に犬のしつけについて指導してまいりました。
その中で
「自分のワンちゃんに安全なドッグフードを与えたい」
「お店で勧められるドッグフードが安心できない」
という声をいただくことがあり、これまでの知識と経験を基にドッグフードに関してもレクチャーしてまいりました。
その中で満足度が高かったものや、質が高いものに関してランキング形式でご紹介します。

1位:モグワン

  • プレミアムフードでもトップの人気を誇る無添加ドッグフード
  • 肉の原料が平飼いのチキン生肉と上質なサーモンで美しく強い体づくり
  • リンゴやバナナ、そしてカボチャなど豊富なフルーツや野菜がたっぷり
価格 3,960円/1.8kg
メイン食材 イギリス産平飼いチキン、スコットランド産サーモン
その他の特徴的な食材 ココナッツオイル、リンゴ、海藻
備考 人気不動のプレミアムドッグフード
キャンペーン 定期購入で最大20%FF

モグワンは肉と野菜や果物などそのほかの食材とのバランスが非常に優れており、当サイトでは一番オススメしているドッグフードです。
できるだけ自然に近い食材だけを厳選して使用しているため、フードの香りが強いのですが、人工的な着色料や香料は一切使われていません。
製造に関しても、欧州ペットフード工業会連合(FEDIAF)の厳しい基準をクリアした施設で作られており、厳重な品質チェックが行われています。

さらにヒューマングレードでグレインフリー。無添加ドッグフードで迷ったなら、モグワンをおすすめします。

2位:カナガン

  • 平飼いの新鮮なチキンを使用
  • グルコサミンやコンドロイチン、オリゴ糖で関節や腸をケア
  • ハーブ配合で体の調子を整える
価格 3,960円/1.8kg
メイン食材 骨抜きチキン生肉、乾燥チキン
その他の特徴的な食材 サーモンオイル、サツマイモ、グルコサミン
備考 グレインフリーの高タンパク質フード
キャンペーン 定期購入で最大20%FF

カナガンもモグワンと同じく、ヒューマングレードでグレインフリーです。
香料・着色料も不使用です。
そして、カナガンの特徴は他のドッグフードよりも高い安全チェック体制です。
「品質テストは製造前・製造後の2回行う」「一袋ごとに製造番号がつけられる」「サンプルを30か月保管し、出荷の品質チェックも行う」
など、徹底した品質管理を行っております。

3位:ファインペッツ

  • 犬と相性がいい高タンパク質・低脂質の鹿肉
  • サーモンオイルで皮膚や毛並みのツヤを良くする
  • グルテンフリのオートミールや大麦で腸内環境改善
価格 3,960円/1kg
メイン食材 鹿肉、鶏肉、サーモン
その他の特徴的な食材 サーモンオイル、大麦、ハーブ類
備考 消化吸収率が87%
キャンペーン 初回お試し1.5kgで1,000円

ファインペッツは「世界最高品質で安心安全に一生を通じて与えていただけるフード」をコンセプトに、原材料段階でホルモン剤や抗生物質の投与、および遺伝子組み換え飼料の使用が厳しく制限される世界最先端のHACCP準拠の設備を持つクリーンな環境で作られております。

化学合成された添加物は一切使用せず、一生を通じて安全で安心して給餌できるように配慮されています。

4位:ナチュロル

ナチュロルは国産ドッグフードで、健康寿命ケアフードとして有名です。
グルテン、グレイン、着色料、香料不使用はもちろんのこと、合成保存料、中国産原料、レンダリング肉など計33品の害を及ぼす可能性のあるものを使用しないという宣言を行っております。100%無添加となっております。

また、ナチュロルと言えば、安定・持続型ビタミンCを高配合していることでも有名です。

5位:犬心-消化器ケア

  • 食事療法食
  • 漢方成分で体本来の機能を向上させる
  • 自然そのまま製法で食材の栄養をしっかり吸収
原産国 日本
メイン食材 生牛肉、生鶏肉、生馬肉
その他の特徴的な食材 はなびらたけ、冬虫夏草、有胞子乳酸菌
価格 3,600円(1.25kg)
キャンペーン 無料お試し200g
まとめ買いで最大3,100円割引
定期コースで最大3,200円割引
一言コメント 漢方生薬で犬本来の消化機能をサポート

こちらも国産で、10年の研究に基づくナチュラル原料とフレッシュを活かす手作り製法によりヒューマングレードのドッグフードとなっております。
食品添加物・酸化防止剤。防腐剤など12種の不使用宣言をおこなっております。

なお、名前の通り、消化器の不調におすすめなドッグフードとなっております。

無添加=すべての添加物がない、という意味ではない

冒頭でも触れましたが、ここ最近、ペットフードへの意識の高まりもあって無添加ドッグフードが人気になっており、いろんなところで「無添加」とアピールしているドッグフードがあります。
しかし、無添加といいながら人工添加物がはいってしまっているものもあります。
この理由として実は無添加にはっきりとした法律上の決まりはなく、特定の添加物が無添加=無添加と言えてしまうのです。
参考:西日本新聞「「無添加」って何 明確な表示基準なく 漠然と安全安心イメージ 踊らされてない?」https://www.nishinippon.co.jp/sp/feature/life_topics/article/327773/
そのため、この記事では避けるべき人工添加物について詳しく解説します。

避けるべき人工添加物

粗悪なドッグフードには、食いつきを良くするために香料、犬のためではなく、飼い主に選ばれやすいように着色料、また在庫が長く持つように保存料が使われています。
これらの中には体に蓄積することでアレルギーや消化器官不良などの体のトラブルを引き起こす可能性があります。さらには発がん性のあるものも含まれている場合があります。
具体的には以下の添加物が含まれているものはさけるようにしましょう。

避けるべき添加物例

BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、BHT(ブチルヒドロキシトルエン)、没食子酸プロピル、エトキシン、プロピレングリコール、抗菌剤、セルロース、安息香酸類、ソルビン酸カリウム、ポリリジン、プロタミン、グリシリジンアンモニエート、ソルビトール、二酸化チタン、赤色2号、赤色40号、黄色4号、青色2号など

安心のドッグフードを選ぶポイント

さて、添加物について解説してきましたが、ワンちゃんに安心のドッグフード選びにはその他にも以下のポイントをチェックするようにしましょう。

  • 肉が主原料
  • グルテンフリー
  • 自分のワンちゃんにとって必要な素材や原料が入っているか
  • 犬にとって不要な素材が入っていない

肉が主原料

ワンちゃんは元々、肉食動物であり、人間の4倍ものタンパク質を摂取する必要があります。そのため、肉が主原料のものを選びましょう。具体的なチェック方法はドッグフードの原材料を見た時に一番先頭に肉の原料が記載されているものです。
なお、肉が主原料でも中には粗悪な肉の原料が使われているものがあります。それらは肉がメインになっているとは言え、避けるようにしましょう。

粗悪な肉の原料名

ミートミール、ミートエキス、ミートパウダー、肉類副産物、鶏副産物、魚類副産物、動物性乾燥消化物、鶏肉副産物の消化物、家禽副産物粉、乾燥レバー消化物、動物性油脂など

グルテンフリー

犬は肉の消化が得意な反面、グルテンというタンパク質を含む穀物の消化が苦手です。グルテンを含む穀物を長期食べていると消化不良を起こしてアレルギーが出たり、体調を崩してしまいます。
具体的には、以下のような原料が使われているものは避けるようにしましょう。

グルテンを含む穀物

とうもろこし、小麦、大麦、ライ麦

なお、グレインフリーと言う言葉があります。グレインとは穀物のことです。多くのサイトではグレインフリーを提唱しています。肉食であった犬にとって穀物全般が良くないとするスタンスですが、実際には正しくはありません。
犬は現在は雑食であり、穀物もある程度消化できる酵素を体内で作るようになりました。それでも消化が難しいのがグルテンを含む穀物なのです。
なお、穀物は運動エネルギーになる炭水化物や腸内環境を改善する食物繊維を多く含みます。メリットも大きいのでアレルギーがないのであれば積極的に摂取してもかまいません。

犬にとって不要な素材が入っていない

それ自体は、ありふれた食材であるものの、犬にとっては不要な食材があります。それらも避けるようにしましょう。具体的には以下のようなものです。

不要な食材

ビートパルプ、塩、砂糖、残滓大豆、

無添加ドッグフードの注意点

さて、これまで無添加ドッグフードの良い点に関して触れてきましたが、無添加ドッグフードにも欠点がありますのでそれらについても把握しておきましょう。

食いつきが良くない場合がある

犬は味覚があまり鋭くありません。「味蕾」という味を感じる器官が人の1/5程度しかなく、「旨味」や「塩味」が鈍感あるいはほとんど感じません。
犬の食欲を刺激するのは「香り」です。
人工的に香料を使っているものであれば、犬の食いつきが良くなるようになっていますが、無添加のものは香料を使っていないのでワンちゃんによっては食いつきが悪くなる場合があります。

ドッグフードを切り替える場合はいきなり切り替えるのではなく、現在のフードに徐々に混ぜるようにして2週間~1か月かけて切り替えるようにしましょう。

保存期間が短い

こちらは人間の食べ物と同様で保存料などを使っていない場合は保存期間が短くなってしまいます。
とは言え、多くは3か月~1年となっています。
通常の与え方をしていればきちんと消費できる量にはなっていますのでそこまで気にすることはありません。
フードローテーションなどを行う際だけ気を付けるようにしましょう。

無添加=療養食ではない

ワンちゃんの体調不良を改善するために無添加ドッグフードを求める人がいますが、厳密には無添加=療養食ではありません。
食べ物による体調不良などを防ぐことはできるかもしれませんが、現在悪くなっているところを治す、といったこととは別と考えてください。

その場合は病院で診てもらうようにしましょう。

まとめ

今回の記事をまとめると、

  • 無添加=すべての添加物が入っていない、というわけではない
  • 安心のドッグフードを選ぶには添加物以外にもチェックする項目がある
  • 無添加は何も加えていないために、食いつきが悪くなったりする場合があるので徐々に切り替えるようにする

となります。無添加ドッグフードはワンちゃんの健康を考えるならぜひとも選んでください。

どれがいいかで迷ったなら当サイトでご紹介しているものを試してみてください。

 

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