犬を飼うメリット
「チワワかわいい~!」
「一人もさびしいから犬飼おうかな~」
そういった理由でワンちゃんをほしがる人たちは沢山います。実際、ペットがいることにより、家庭内や隣人との会話が増えたり、また子どもたちにおいては、いたわる心や命を預かる責任の重さ、命の尊さを学ぶことが出来ます。またその他にもペットに触れることで血圧が下がったり、表情や感情が豊かになり、心が落ち着くなどの心身の健康への効果も指摘されています。
犬を飼うデメリット
しかしその一方で間違った飼い方をしたために人にとって動物の存在が逆にストレスやトラブルの元になったりアレルギーなどさまざまな病気の原因になる不幸なケースも多くあります。
例)
- お散歩で引っ張る
- トリミングを嫌う(体を触ると唸ったり、噛んできたりする)
- イタズラをする(家具を噛む、靴下やタオル類をおもちゃにする)
- 家中おしっこまみれ
- 他の犬や知らない人に吠える
ワンちゃんを飼う事はその一生を責任もって面倒みることです。ワンちゃんは私たち人間と同じように毎日食べ、排出し、眠り、運動します。そして、その世話は休みなく続きます。また、ペットは意志と感情を持ち、飼い主の思い通りになりません。ペットの起こしたトラブルは全て飼い主の責任です。ペットを飼うのに愛情もちろん必要ですがただ、かわいいと言う気持ちだけで飼ってしまうと大きなトラブルが待っています。
また、犬の寿命は約5~15年ほどと言われており、今後、長寿命化していくと言われています。
ご自身の生活環境も変わっていく中で犬が飼えなくなる可能性も出てきます。
犬が飼えなくなる理由
以下の項目がワンちゃんが飼えなくなる主な理由です。
- 転勤や就職などで引っ越した先がペット禁止
- 家族にアレルギーがある
- 子どもが産まれるなど家族が増えて世話をする時間が無くなった
- 病気にかかってしまい、世話が出来なくなった
- ペット禁止の集合住宅で見つかった
- 近隣住人からの苦情
- 高齢になったペットの介護が重い負担
- 世話をしていた家族が亡くなった
やむを得ない事情で飼えなくなった場合、安易に保健所に持ち込んではいけません。犬又は猫の場合は、地方自治体が有料にて動物を引き取る場合もありますが、お断りすることがあります。犬又は猫以外の飼えなくなった動物の引取りは行っていません。一度引き取った犬や猫は、原則返還することはできません。
決して捨ててはいけません!!!動物を捨てることは犯罪です!!動物の愛護及び管理に関する法律で、愛護動物を遺棄したものは、100万円以下の罰金に処することが定められています。
犬を飼う前に!!10のチェック項目
ワンちゃんを飼う前に以下の項目に当てはまらないかチェックしましょう。
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- あなたの家はペットを飼える住居ですか?転居や転勤の予定はありませんか?
- あなたの飼いたいペットはあなたのライフスタイルに合っていますか?
- あなたの家族は全員動物を飼うことを賛成していますか?
- 家族に動物に対するアレルギーを持っている人はいませんか?
- 毎日欠かさず世話に時間手間をかけられますか?
- あなたの体力で世話ができるペットですか?
- 近隣に迷惑をかけないように配慮できますか?
- ペットの一生にかかる費用を考えてみましたか?
- 生涯にわたる計画を立ててみましたか?
- 万一、飼えなくなったときのことを考えていますか?
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ワンちゃんとの幸せ豊かな生活は決して楽しいことだけではありません。生き物を飼う理由とその責任をしっかり自覚しましょう。